ミネソタ州の元警官による黒人男性殺害に大坂なおみ選手やUSTAも声明を発表

先日、アメリカのミネソタ州ミネアポリスで痛ましい事件がありました。

白人警察官が無抵抗の黒人男性の首を膝で8分間以上に渡り押さえつけ死亡させた事件です。

聞いているだけで痛ましい事件ですが、この事件に関しては世界中の著名人が声明を発表しており、USTA(全米テニス連盟)も先日声明を発表しました。

白人のミネアポリス市警による黒人男性殺人事件

この事件は5月25日、アメリカミネソタ州のミネアポリスで起こりました。

白人のデレック・チョーヴィン元警官が黒人のジョージ・フロイドさんを逮捕する際に、膝で首を地面に8分間以上押さえつけ、死亡させました。

フロイドさんが「息ができない」と訴える様子がSNSで拡散した事で発覚しました。

これにより、容疑者であるデレック・チョーヴィン元警官と、現場近くにいた警察官3名が免職されました。

また、デレック・チョーヴィン元警官は殺人罪で起訴されています。

そしてこの件に関して抗議するデモが、アメリカで行われており、一部が放火や略奪などが発生してしまっています。

黒人男性殺害に関して、著名人が声明を発表

アメリカでは黒人差別の問題は、僕たち日本人では想像ができない相当根深く残っています。

今回の件以前から、白人警官による黒人弾圧は問題になっています。

そんな中、NBA(米プロバスケットボール)やNFL(ナショナルフットボール)などスポーツ界や世界中のアスリートからも、アメリカは黒人に対する扱いを改めるべきだという声を上げています。

また、NBAのレジェンドであるマイケル・ジョーダン氏も「深く悲しみ、本当に胸が痛く、純粋に怒っている」「この国の有色人種に対する根深い差別と暴力に対し、声を上げた人たちとともに私はいる」と声明を発表しました。

これまで社会問題に関する発言を一切控えていたジョーダン氏。

そんなジョーダン氏が発言したことが、事件の衝撃を大きさを物語っています。

テニス界では大坂なおみ選手や全米テニス連盟も声明を発表

世界中のアスリートがこの事件に生命を発表していますが、テニス界からも声が上がっています。

大坂なおみ選手も、自身のツイッターで「自分の身に起こったことじゃないからといって、何も起こっていないわけじゃない」と抗議の声を上げました。

この投稿にはアメリカの新星、ガウフ選手が拍手を送っていました。

また、ガウフ選手自身は白人のデレック・チョーヴィン元警官が無抵抗の黒人のジョージ・フロイドさんを押さえつける動画を引用しつつ、「次は私?」と問いかける投稿をしました。

そして、6月1日にはUSTA(全米テニス連盟)も「失望と怒り」をツイッターに投稿して話題になりました。

その投稿は下記の通り↓

「テニスは、年齢、人種や宗教、性別や性的指向、そして国に関係なく、全ての選手を受け入れるスポーツである。尊敬の気持ちの上に築き上げられているスポーツである。互いに尊敬し合い、そして競技自体も尊敬している。平等を目指し、そして平等にプレーする機会を与えようと努めてきた実績の長い歴史を持つスポーツである」

「USTAでは、日々包括と尊敬の基本的価値を具体化するために挑戦し、全てのアメリカ人にも同じことをするように求める。アフリカ系アメリカ人のコミュニティはテニス界では必要不可欠な一部であり、USTAは人種差別とあらゆる種類の正義に揺るぎなく立ち向かう。アフリカ系アメリカ人はこの国の歴史において激しい苦難に直面してきたことを知っている。そして、他の人種のコミュニティもそうだが、そのコミュニティが未だにこのような苦痛で許せない苦悩と危険に直面していることに、我々は失望し怒り、そして悲しみに打ちひしがれている。悲しみの気持ちが広がる中、我々はこれを不当なことだと認める。テニス選手のそれぞれの時代で、寛容、包含、尊敬を象徴することにより、公正と正義への障壁を取り除く役割を果たしてくれたA・ギブソン(アメリカ)、A・アッシュ(アメリカ)、B・ジーン・キング(アメリカ)ら多くの選手の影響を受けている」

「アフリカ系アメリカ人のコミュニティに耳を傾けるために、メッセージや我々テニスの手本と遺産をじっくり振り返ることをUSTAは全ての人々に奨励する。そしてともにに我々のコミュニティを癒す答えを探そう。黒人などの私たちの友人や同僚と関わりを持ち、彼らと連帯感を持って立ち上がる時である。このような努力も十分なものではないのは分かってはいるが、我々の人間性、そして全ての人の人間性を考え、我々はこれが強力な始まりであることを願っている」

一日でも早く、黒人差別がなくなって欲しいですね。

まとめ

ミネソタ州ミネアポリスで起こった、白人元警官による黒人男性の殺害は本当に大きな衝撃でした。

スポーツ界からも多くの抗議の声があがり、連日デモも活発になっています。

健全なデモだけではなく、過激なデモにより新たな被害者が生まれるという負の連鎖になってしまっています。

僕たちも自分には関係ないからと流すだけではなく、しっかりと問題に向き合って考えなくてはいけないと痛感しました。