
コロナウイルスの影響に延長が余儀なくされていたテニス全米オープン2020。
コロナウイルスに関しては、ピークが過ぎたとは言え、まだまだ予断を許さない状況です。
そんな中、ジョコビッチ選手やナダル選手などのトップ選手たちが、このまま全米オープンを開催するのは不可能であると主張しています。
また、錦織圭選手を含む数名の選手が、全米オープンはポイントを付与しないと言う案を出したそうですが、却下されたと報道がありました。
そのあたりについて書いていきたいと思います。
テニス 全米オープン2020開催に対する反対意見
現在テニス全米オープン2020は、8月末の開催が検討されているようです。
ですがそれはやめるべきだと言う意見が出ています。
現在世界ランク1位のジョビビッチ選手とや、世界ランク2位のナダル選手、女子の世界ランク2位のハレプ選手達も開催は不可能だと主張しています。
今回の全米オープン2020を行う上での大きなポイントは2つあります。
この他にもまだありますが、大きなポイントとなるのはこの2点ではないでしょうか。
そしてこの2つ目の条件である、帯同できるスタッフが1名と言う部分に対して、ジョコビッチ選手が不可能であると主張しています。
ジョコビッチ選手は「コーチ」「フィットネストレーナー」「理学療法士」が必要である為、スタッフ1名では無理だと言う訳です。
またナダル選手は「全ての選手が自由かつ安全に移動できるようになってからトーナメントを再開するべきだ」と言う意見です。
確かにそうだよなと言う感じですが、当然反対する意見もあります。
全米オープン2020の開催を望む声もある
トップ選手の多くから、今回の全米オープン2020の8月開催には疑問の声があがっています。
ですが、そういった状況は下位の選手からするとチャンスでもあります。
そんな理由もあり、当然開催を望む声もあります。
世界ランク28位のエバンス選手は次の主張しています。
「帯同するのは1名のみというのは、それほど大きな問題ではない。ドローのほとんどの選手が1人のコーチと遠征しているから。ノバク(ジョコビッチ)が言うように、理学療法士やフィットネストレーナーも帯同させている選手ばかりではないので、彼の主張はトップ選手以外には通用しないんだ」
つまりスタッフ1名しか帯同できないと言う事はトーナメントに参加しない理由にはならないと言う主張です。
ですが世間的には、1回戦や2回戦で敗退する選手と、毎回のように決勝戦まで激闘を繰り広げるジョコビッチ選手とでは、状況が異なっていると言う意見が多いようです。
また、ナダル選手の安全が確保されてからと言う意見については、「下位の選手が賞金を獲得できる環境をトップの選手が作って欲しい」と言う旨の発言をしています。
こちらについても非常に難しい問題ですよね。
確かにコロナウイルス感染を未然に防ぎ、命を守るのも大切ですが、賞金を獲得しなければ生きてけませんからね・・・みんなが納得する結論と言うのはなかなか出せないんですね。
錦織圭選手らも全米オープン2020に対して意見あり
錦織圭選手を含む数名の選手は、別の視点から全米テニス協会に意見を出しました。
それは、全米オープン2020ではポイントを付与しないと言う提案です。
全米オープンに出場できない選手はポイントを獲得する場がない事の不公平さを回避するための提案でした。
しかし答えはノーでした。
ポイントを付与しないとなるとそれはエキシビジョンマッチとなってしまい、そうなるとテレビ中継なども見込めなくなると言う事でした。
無観客での開催も検討されているようですが、無観客でポイント付与なしとなると、もはや開催する必要あるのか?と言う話になりますよね^^;
その状況ではメンタルを含めて、コンディションの調整も難しくなります。
無観客でテレビ中継なしとなれば、賞金の出どころもないので、やはり開催は厳しいのではないかと思います。
じゃあ中止にすればいいじゃん!と思うところですが、先ほどのエバンス選手の意見でもあったように、ランキング下位の選手にとっては試合がなければ賞金が獲得できず死活問題なので、本当に難しいところですよね。
まとめ
開催を望む声と、反対の声が両方出ている全米オープン2020。
あの自分勝手キャラでお馴染みのキリオス選手ですら、今開催するのは自分勝手だ!と主張しています。
キャラがブレてる感じがしますね笑
それぐらいの事態だと言う事です。
現在全米オープンテニス2020は8月末開催予定ですが、6月15日に正式な発表があるみたいです。
とりあえず6月15日の決定を心待ちにしましょう^^