
コロナウイルスの影響で全てのプロツアーが中止になっていたプロテニス。
昨日、全米オープンと全仏オープンの開催が発表されて話題になりましたね。
また、錦織圭選手も全米オープン出場の意向を表明しているので楽しみですね^^
当初は否定的だったジョコビッチ選手も前向きに検討しているので、無観客とは言え見応えのある全米オープン2020になりそうです。
とは言え、嬉しい半面健康面の心配は拭えません。
そんな中、楽天ジャパンオープン2020の開催中止が発表されました。
ジャパンオープンが中止になるのは、始まって以来初の事です。
楽天ジャパンオープン2020は史上初の中止に
楽天ジャパンオープンは1972年に始まった大会で、1973年には世界ツアー公式戦になりました。
日本では唯一のATP500グレードの大会です。
そしてアジアでは最古のツアー公式戦でもあります。
過去にはナダル選手やフェデラー選手も来日して優勝しています。
昨年はジョコビッチ選手が来日して話題になりました。
僕も会場にいたのですが、その日はジョコビッチ選手の試合のない日で、練習だけでも・・・と思いましたが、人気がありすぎてカートで移動する姿しか見られませんでした笑
そんな歴史ある楽天ジャパンオープンの中止の決断は、断腸の思いだったそうです。
6月15日がATP(男子プロテニス協会)に開催するか否かの回答期限であり、今の時点で10月の状況を判断する事は難しいという事で中止となったそうです。
非常に残念ですが、仕方がないですよね。
楽天ジャパンオープン2020中止の理由
楽天ジャパンオープン2020中止の発表を受けて、何故全米オープンや全仏オープンより後に開催される楽天ジャパンオープンが中止になるのか?という声もあるようです。
確かに楽天ジャパンオープン2020は10月の開催で、全米オープン2020は8月31日開催です。
日程だけで見れば、確かに不思議な感じもします。
しかもコロナウイルスの感染状況も、アメリカよりも日本の方が抑えられているという状況です。
では何故この状況で楽天ジャパンオープン2020が中止になったかというと、プロテニスツアーが他のスポーツと比べて、世界中を飛び回るという部分に関係します。
全仏オープン2020が5月開催から9月開催に変更された事により、全仏オープン2020の最終日は10月11日となりました。
それを受けて楽天ジャパンオープンは、ATPから当初の10月5日開幕予定を10月12日開幕に変更の提案を受けました。
そうなると全仏オープンの最終日と楽天ジャパンオープンの間は1日もありません。
また、楽天ジャパンオープンの翌週には上海オープンも控えています。
そのため短期間にパリ→東京→上海と人が国を超えて移動する事になる為、渡航制限の解除も未定である今の現状で、10月の楽天ジャパンオープン開催を決定する事は難しかったという側面があるようですね。
国民性の違いと東京オリンピックも影響している?
楽天ジャパンオープン2020の中止は、文化や国民性の違いもあるのではないかとも言われています。
なにせ感染状況で言えば、日本の方が抑えられているにも関わらずですからね。
アメリカとしては多少のリスクを負ってでも、経済優先にしたという状況のようです。
また、楽天ジャパンオープンで使用されるのは有明コロシアム。
東京オリンピックでも使用されるこの有明コロシアムで、コロナウイルスの感染者を出したくないという意図もあるみたいですね。
確かに楽天ジャパンオープンの会場でコロナウイルス感染者が出てしまえば、有明コロシアムはコロナウイルス感染者が出た会場というレッテルを貼られてしまいます。
それを避けたいと思うのは当然の事かもしれませんね。
まとめ
数日前までは、全米オープンも全仏オープンも開催が危ぶまれていましたが、無事開催が決定しました。
全米オープン2020は無観客での開催ではありますが、開催されて嬉しい反面、やはり心配してしまう部分はあります。
とは言え、今の状況で誰もが納得する結論を出す事はできないと思います。
開催が決定してた以上は、テレビの前でしっかりと応援したいと思います^^
全米オープン2020は錦織圭選手も出場予定なので、がっつり楽しみましょう!!
また、楽天ジャパンオープン2020は中止になってしまいましたが、コロナウイルスが収束すれば来年があります。
今年は我慢の年になってしまいますが、また有明コロシアムで最高の試合が観れる日を信じて乗り越えましょう^^