
ひと昔前と比べると、テニススクールって増えましたよね。
テニスは生涯スポーツと呼ばれていますが、まさに何歳になっても続けられる素晴らしいスポーツですからね。
錦織圭選手や大坂なおみ選手の活躍により、子供にテニスをやらせたいという親御さんは本当に増えました。
テニススクールに通わせたり、とりあえずラケットと子供用のボールを買って近くの公園などでやっている方など様々だと思います。
とは言え、最初はバウンドしたボールをタイミングよくラケットを振って当てるだけでも難しいです。
そこで今日は、僕がコーチ時代にやっていた簡単なレッスン方法をご紹介します!
子供に教える時は、自己紹介をしながらやってみよう
僕は以前テニスコーチをやっていましたが、まだ4,5歳の子や小学1年生の子などに教える場合、まずはラケットに当てるだけでも難しいです。
これは子供に限らず運動経験の少ない初心者の方でもそうですが、飛んできたボールが一度弾んだところをピンポイントでラケットを振って当てるというのは意外と難しい事なんです。
ラケットを振るタイミングがわからないんですね。
一番多いのは、ボールがバウンドしたタイミングや球出しをして、コーチの手からボールが離れたと同時に振ってしまうようなケースです。
ボールがどんな軌道を描いて飛んできて、どこにきたら振るのかがイメージ出来ていないんですね。
まず子供に教える場合のコツとしては、ノリで伝えるという事です!
決してふざけている訳ではありませんよ笑
子供に伝えるときに、ボールが飛んできて1回バウンドしてから・・・などと理屈を言ってもイメージが湧かないことが多いです。
そうではなく「ボールがピューって飛んできてポーンて弾んだらラケットをバーンて振るんだよ」みたいな感じです。
これを実際に動き付きで説明すると、意外とすんなり理解してくれる子が多かったように思います。
それでもタイミングをしっかり合わせるのは難しいですよね。
そんな時には、自己紹介をしながら打つのがオススメ!
どういう事かと言うと、コーチ(親御さん)が球出しのボールを出した時に「苗字」を言う。
ボールがバウンドした時に「名前」を言う。
そして、スイングする時に「です!」と言いながらスイングすると言う方法です。
一見するよ、なんじゃそりゃ?と感じるかもしれませんが、これはやってみると中々効果があります。
実際に動いてみると分かると思いますが、この方法だと変なタイミングでスイングしようとすると、自己紹介がうまく出来なくなるんです。
要するに、ポイントとなるボールだ出た瞬間、バウンドする瞬間、ラケットを振る瞬間を明確にしてタイミングを掴んでもらうと言う方法です。
本当に効果あるので、是非試してみてください。
大人の方は自己紹介ではなく、1,2,3でOK!
子供は自己紹介でも良いですが、初心者の大人の人が大きな声で自己紹介しながらテニスをするのはちょっと気が引けますよね笑
そんな時は、自己紹介部分を数字の「1,2,3」に変えてやってみてください。
コーチが球出しのボールを出した時に「1」。
ボールがバウンドした時に「2」。
スイングする時に「3」と言いながらスイングすると言う事ですね。
と言うか、元々は1,2,3法と言うレッスン方法なので、こちらが本来のやり方です。
(これが正式名称かどうかはよく分かりません笑)
さっきの自己紹介は子供用にアレンジしたもので、単純に分かりやすいと言う事と、子供が大勢いるクラスでやると単純に盛り上がると言う理由で自己紹介になっているんです。
先ほども言いましたが、ポイントになるボールが飛んできたタイミング、バウンドするタイミング、そしてスイングするタイミングを漠然とイメージするのではなく、要所要所意識しながら行う事で、格段にタイミングが取りやすくなります。
レベルが上がってきて、相手から飛んでくるボールのスピードが上がった場合、このタイミングでは間に合わなくなる事もありますが、子供や初心者がまずタイミングを合わせる練習をしたい時にはもってこいのレッスン方法だと思います。
声に出してやるのが恥ずかしい時は、心の中でカウントするので全然問題ありません。
それぞれのタイミングをしっかり意識できればそれだ良いのです。
まとめ
と言う訳で、僕がテニスコーチ時代に実際にやっていたストロークのタイミングを合わせるレッスン方法のご紹介でした。
子供は自己紹介、大人は1,2,3で紹介しましたが、タイミングが取れればなんでもいいんです。
心の中で好きな芸能人の名前とか言いながらやっても全然OKです笑
そうする事で、漠然とボールが飛んできたらタイミングを合わせて振ると考えているよりも遥かにイメージが湧きますから。
あと、子供大きな声で自己紹介しならがやると盛り上がりますのでオススメです。
大人でも、好きな有名人の名前なんかを大きな声で言いながら順番にやったら盛り上がるかもしれませんね笑
是非やってみてください。