
テニスをやる上で欠かせないのがガット(ストリング)の張り替え。
切れないからと言って何ヶ月、あるいは何年も張りっぱなしにしていませんか?
よくテニスショップやテニススクールなどで、切れなくても3ヶ月に1回は張り替えましょうと言っていますが、理想を言えばそれでも遅いぐらいです。
また、冬はガットが固くなるからテンションを落とすという話も聞いたことがあるかと思いますが、それは正しいのか?
本日はガットの張り替えについて書いていきたいと思います^^
冬はガットが硬くなるからテンションを下げるは正しいのか
冬がガットが固くなるからテンションを低くして張った方が良いという話を聞いたことはないでしょうか。
テニスをやっている人がよく言うセリフですね。
結論から言うと、冬にガットのテンションを下げるというのは理にかなっています。
春や秋を基準に考えて、3~5ポンド程度テンションを下げるという方が多いです。
反対に、夏は3~5ポンド程度テンションを上げるという良いです。
とは言え、この季節(気温)によるテンションの調整はガットだけの問題ではないんです。
ナイロンガットの場合は、高温で伸びて低温で縮むという修正があります。
ですが、最近ではポリエステルガットが主流になっている為、気温による影響は以前より少ないです。
ではガット以外に季節で何に影響があるかと言うと・・・そうです、ボールですね。
正確にはボールの素材であるゴムです。
ゴムは気温の影響をモロに受けます。
ゴムが寒いと硬くなり、暑いとやわらかくなるのは何となくイメージできると思います。
冬で言えば、むしろガットが硬くなる影響よりも、ゴムが硬くなる影響の方が大きいと思います。
それで打球感が硬くなり、ボールが飛びにくくなるわけです。
また、冬は寒さで体が縮こまってスイングが小さくなる影響でボールが飛ばないように感じる事があります。
冬がガットが硬くなるという言葉は当たり前のように使われますが、実はガットだけではないんです。
ガット張り替えの目安である3か月は本当なのか
ガットの張り替え目安は最長3か月。
これもテニス界ではよく言われる言葉ですね。
テニススクールに通っている方などは、コーチによく言われると思います。
とは言え、テニススクールは週1回のレッスンなので、3か月と言えば12回分のレッスンです。
切れてもいなくてまだ使えるし、12回しか使っていないんだから張り替えるのはもったいない!と思うのは当然と言えば当然です笑
その気持ちはとてもよく分かります。
ガットもガット張り代も決して安くないですからね。
ですが、この3ヶ月で張り替えるというのは営業トークでもなんでもなく、是非実践していただきたいです。
というより、本来は3ヶ月でも遅すぎるぐらいなんです。
本当はどれだけ長くても1ヶ月程度で張り替えるのが理想です。
ただ先ほどのテニススクールの例でいえば、たった4回レッスンを受けただけで数千円も払ってガットの張り替えなんてできません。
そこでひとつの基準として3ヶ月というのが定着しているんです。
つまり本当は3ヶ月でも遅すぎるくらいなんです。
四季に合わせてガットを張り替えてみるのもあり
春や秋を基準に、夏はテンションを上げて冬は下げるというのを実践するために、季節の変わり目にガットの張り替えをするのがおススメ!
先ほど張り替えの目安は最長3ヶ月という話をしましたが、それに合わせて春夏秋冬の変わり目で張り替えがてらテンションの調整をするんです。
3ヶ月単位で張り替えをすれば、春夏秋冬でちょうど1年になります。
たしかに切れていないガットを張り替えるのは正直気が進まないのはよく分かります笑
ですが、もう伸び切って死んでしまったガットで練習する事はやはりあまり良い事ではありません。
肘などへの衝撃もそうですし、なにより死んだ状態のガットに慣れてしまうと、それに合わせて打ち方になってしまいます。
日本にはせっかく四季がありますから、これを活用しない手はありません。
上達する為にも、身体への負担を軽減する為にも是非ガットの張り替えをしてみてください^^
まとめ
季節(気温)に応じてガットのテンションを変えるのは非常に有効な事なので、是非取り入れてみてください。
その際、春や秋を基準にして、夏はテンションを上げて、冬は下げるという感じです。
また、3ヶ月単位の張り替えも是非取り入れてみて下さい。
ガットが切れないと張り替えるきっかけが中々ないと思うので、季節の変わり目をそのきっかけにするのが良いです。
テンションも一緒に変えられますし。
しばらく張り替えをしていないガットを張り替えた時の感覚は感動ものです。
まだ使えるから・・・と思わずに、積極的にガットの張り替えをしていきましょう!